何も変わらないの僕らは。 ただ狭い部屋をずっと求めてる。 電話が揺れては傷をつけて、少しずつ闇を深めてく。 もう伝えたい事は無くなった、過去と嘘。 カーテンの隙間から、崩れる景色見てるの。 何もかもがあって、何も無くなるの。 雨の音が、作っては壊してく。 心をそっと切って、体を無くして。 手のひらを眺めた先は何も無いから。 夢を追いかけた人は、 今も部屋の匂いをずっと腐らせる。 繰り返す日々は止まったの。 気づかないうちに消したから。 これ以上求めて、大きく深い穴を。 窓の横断歩道手を振ったのは僕なの。 安心していいよ、全部無くなるの。 新しい居場所とか連れ去ったから。 手のひらの傷も、白が塗り替えて、 叶えたかった夢の途中光を消した。