それは突然 前触れもなく 僕の目の前に現れたんだ たった一瞬 ただそれだけで 僕の世界は変わってしまった 真っ白なキャンバスに 書き殴られた極彩色 僕の心を拐って彼は走り去った 大人になってもひとつも 色あせることのないまま やっと少しその背に 手が届きそうな気がしても いつもそう 鮮やかな光をばら撒いて 瞬きの隙に 彼はまた遥か彼方にいる そうさ、今日こそは 返してもらおうか 奪われたまんまの僕の心 Mr. vivid painter 次はどこへいく? 悔しいけれどまだ目を離せない 君が見ていた景色を いくつもあとに僕も見ているよ 縮まらない距離も引き連れて どこまで行こう? 大人になってもひとつも 色あせることのないまま 遠いあの背が僕を ここまで連れてきてくれたんだ いつもそう 目の前に確かな標として 立ち続けている 彼はまだ遥か彼方 いつかきっと 君の元へ 直接受け取りに行くから その時まで この心は まだしばらく預けておくよ 大人になってもひとつも 色あせることのないまま やっと少しその背に 手が届きそうな気がしても いつもそう 鮮やかな光をばら撒いて 瞬きの隙に 彼はまた遥か彼方 いつかきっと 君の元へ 直接受け取りに行くから その背中に追い付くまで まだもう少し前を歩いていて Mr. vivid painter 僕の心は預けておくよ