どうかしてるよ 今夜のあなたは どこかいつもと微妙に違う 思い詰めてるような横顔 見ないふりしてたけど 久しぶりのディナーはフレンチレストラン 代官山にはいつもより少し 夜が訪れるのが早い気がした 男と女の友情は成り立つ訳ないよねと 微笑った私に真顔で説教したのは あなたのほうだったはずでしょう? 一方的に愛情を突きつけてくるあなたは NOと言う返事とともに消え去ってしまうの? 愛してる痛みもわかるけれど 受け取るだけの愛も堪えるの もしも本当に愛してくれてるのならば お願いだから 残酷な選択で 女に生まれてきたことをどうか 後悔させないで 誰よりもあなたのこと痛いほど理解るから できることなら このまま切り出さないでいて 愛する人に愛された時 女であることは喜びでも こんな噛み合わせの悪い二人にとっては皮肉な性別 誰よりも大切に思っている気持ち嘘じゃないけど この気持ちは決して恋じゃない 今はただこうして小さく肩をすくめることしか できない私をどうか許してください