聴こえなくなってたいくつ目かの春 耳を塞がなくても分かる ぬるい炭酸が音を立てた気がした 君はいないのに あの日した約束覚えてる? 「ここでまた一緒に歌おうね」 その願いは叶わず いつからか背を向けてた 今はもう他の誰かを愛してるの? 永遠を誓ったあの言葉は いま誰に 捧げると歌っているんだろう いつの日か 想いは積もり積もって 粉々に流れてしまうなら 願い 心を擦り減らしながら今でも 口をそっとつぐむの 目を閉じたらその先には 新しい過去が見えるよ 忘れないで、 あの時を 思い出して、 私のこと 覚えていて、傍にいるよ 風に揺れて消えた I heard your voice 不思議だね 止まることない思いが今 透けたように目に映って 焼き付いたフィルターは 色褪せないから あの頃の私達は 意味もなく笑い合って 繰り返す季節のように 声が枯れるまで もしももう一度ふたり出会うことが 許されるとしたなら 最後に言わせてよ 「君の声がまだ今でも 僕を救ってくれてるよ」 忘れないで、 あの時を 思い出して、 私のこと 覚えていて、傍にいるよ 風に揺れて消えた I heard your voice 不思議だね