明日雨だって 何をしようか カーテンの隙間で 風が瞬き 窓に花弁 人気のない通り 街灯 目を閉じる 闇に浮かべた 祈り 心の声で じわじわと暗闇に目が慣れて行く 「少しそこまで出かけてくるからね 」 「わかったよ 気をつけて 傘は忘れないで」 「まだ降ってないけど」 「 一応 持って行きなよ」 「わかったよ」 聞こえた ドア閉まる音 風に揺られて 煙る月影 ポケットに花弁 画面に1並ぶ こんなにも静かな夜空 誰が知っていよう カタカタと世界中 音を立ててく 珍しくほら愛してると言うから ひょっとして死ぬんじゃない? なんて冗談交わした 窓を開けたら とても心地良いから 少しだけ外に出かけてみる 「少しそこまで出かけてくるからね 」 「わかったよ 気をつけて 傘は忘れないで」 「まだ降ってないけど」 「 一応 持って行きなよ」 「わかったよ」 聞こえた ドア閉まる音 聞こえた ドア閉まる音 聞こえた 聞こえない 聞こえない 聞こえない 朝日が昇り出して 夜が 明日雨だって 何をしようか 明日