孤独 と いうものを 感じる と いうのは 人の手 ぬくもりを 知っている と いうことで 「いとしい」 と いうことは 些細な その言葉に 心を 乱されて 顔も 見たくないこと あなたと わたしとは 別の人間だから 同じように 感じて 分かち合えはしない それでもあなたの よろこびも 終わらない かなしみも 小さな いたみも くるしみも この肩に 乗せてよ 海辺で 口ずさむ はずれた 旋律が 波音に のまれ すぐさま 消えてゆく 海辺で 口ずさむ はずれた 旋律が 波音に のまれ すぐさま 消えてゆく