君といた季節の終わりに 色を落としたの モノトーンの部屋は 広すぎたみたい、なんて 赤い靴 イルミネーション 黒い髪も 見ていられなくて 目を閉じたんだ 今じゃ眩しすぎるから ひとつ ふたつ 捨てた香水の 匂いがまだ滲みるの 痛みはない 浅い夜に今はただ ひとり眠りたいだけで あと少し 気づいていたの 花が枯れるみたいに この愛も枯れるってこと インスタントな「運命」が 食べ飽きても溢れてる ベッドに透明な 「愛してる」が積もってた 手触りがないままならもう 夢でも逢いたくはないよ ひとつ ふたつ 捨てた香水の 匂いがまだ滲みるの 痛みはない 浅い夜にひとりじゃもう うまく眠れないだけなの あと少しだけ 扉を叩く 声が聞こえる 「おはよう」なんて笑って コーヒーの匂いでぜんぶ 塗り替えてしまうなんて