吐息が頬にあたる六畳半 答え合わせの前に重ねた 唇は私を誤魔化す為の 口止めなんてわかっていたの 擦り合う肌とシーツの染み ちゃんと下にタオルは敷いておこう 濡れないようにと汚さないようにと これ以上はダメなの 薄めないで冷めても私を 抱きしめてね、 ちゃんと傍にいて 悪戯に好きだなんて ズルい人だわ、 他にも言うんでしょ? 思わせ振りじゃなくて 本心でくれるなら 溶ける程に愛して もうキスの味、恋の味、あなたの味 どれもバニラとかチョコみたいに 甘くはなかったの、 きっと他の何かで、 美味しくはない苦さで 背を向けて寝ないで 慣れた手つきは嫌なの 他のあの子と私を重ねないで あなたの左の腕の枕 私だけの場所で 私だけの居場所で 悪戯に好きだなんて ズルい人だわ、私じゃダメなの? 思わせ振りじゃなくて 私だけくれるなら いつまででも欲しいの 甘くて慣れた言葉使いで 掻き乱さないで もう惑わさないで 気の抜けたような炭酸水を 戻すように閉じ込めさせて 悪戯に好きじゃなくて 言葉だけじゃなくて 全てが欲しいの 思わせ振りじゃなくて 本心でいつまでも 私だけの貴方でいて 悪戯に好きだなんて ズルい人だわ、 火遊びなんかもう嫌なの あなただけの私だから 本心でいつまでも 私だけを愛して