遠くから見るあなたって 凛とそびえる灯台 「こっちへおいで」 強い光で示しているの 足元を何度も回って見上げてみると あなたは誰に光を届けているの? 水平線の向こうで迷える私のこと 導いてくれたなら 真っ直ぐに君のいる港へ いま、暁に抱かれ 貴方がぼやけてしまうのが嫌だ 夜に浮かんで目もくらむような 一筋を眺めていたい ぴんと小さな帆を張って 風にあらがう小舟 あっちへすすめ 強い思いで海を割るよに うみどりが運んで来たのは悲しい噂 あなたはいつもあの子を 照らしていたの 運命線の向こうに留まる私のこと 気付いてくれたなら 勇敢に飛び込んでゆくのに ただ恋を打ち明けて 2人が壊れてしまうならまだ 寄せては返すさざ波のような 切なさに溺れていたい サッドエンドの予感が 塩水になって また海を満たす 朝焼けにゆれて 貴方が霞んでしまうのが嫌だ 寄せては返すさざ波のような 切なさに溺れて 暁に抱かれ 貴方がぼやけてしまうのが嫌だ 夜に浮かんで目もくらむような 一筋を眺めていたい 一筋を眺めていたい