揺らめいては消えた 何かが途絶えたとしても 気に病むことは無いんだよ なぜか涙は出なくてさ 感謝と想い出を 穏やかな気持ちで包む 未来 煌めいたり霞んだり 忙しなく期待を揺らしたり 意味もなく憂いたり すれ違いに気付かずに 時を煩い 溢れる前にこぼれてゆく ヒビ割れてしまいそうだ キレイなモノだけを 確かめたいと願う 独り善がり患った 理想だけが色を無くしてしまった 白む溜め息だけが季節を燻らす 記憶の切れ端をここに置いて 夢見るたび募る想い 恋の淵へ 互い違いに枯らさないように 名前の無い花の色を 黄昏に 思い出しても 笑えないね 好きな色だったけど 2人願う すれ違いに気付いた 色を無くした花束を片手に 滲んだ世界の終わりをただ案じた 記憶の切れ端をそっと置いて 夢見るたび募る想い 恋の淵へ