懐かしい歌が響いて 夕凪の中へ僕は歩いてく 打ち寄せる波は静かに 夜の始まりをそっと告げていた 付きかけのような、小さな灯りを 照らし合せた頃には 宵も暁の様に明けていくのかな? 忘れたいあの事は、 忘れてしまうんだろうな 都合の良い事だろ... 口笛を吹きながら、朝を待っている 騒がしい夜に限って、 誰かに会いたくなるんだけれど... 月欠けの様に、足りない言葉を 繋ぎ合わせたら僕らいつか 暁のように分かり合えるのかな 忘れたくない事も 忘れてしまうんだろうな それで良いんだと思う 小さくあくびをしたら、朝焼けが…