「花火、 また一緒に見てくれるかな?」 あのね、あたしだけのあなたは 今はもういないのです でもね、あたしはいつも通り 生活しているんです 鼻や爪や匂いも 今でも覚えてるけど たまに思い出して寂しい気持ちに なるけど問題ないよ あれは暑い夏の日だった 湿ったベッドの中で 確かめあった事は全部 蝉の音に紛れてどんどん遠のいた あのね、ずっと好きだったよ 今も一緒にいたかったよ でもね、もう1人でも 生きていけるんだよ あの時のあたしより 随分成長した 次会ったら見直してくれるかな? また隣に来てくれるかな? 浴衣を着て見た花火と その時くれた言葉は 今でも鮮明に覚えてるけど 宝物として心にしまっておくね この思いと一緒に