冬の花が終る頃の 風のつめたさ 春がそこにあると思えば なお寒い 心なしか人の顔も つらく感じて 言葉数もあえて 少なく過ごします 夕子が紅をひきたい 日暮れ あなたは わかってくれるでしょうか 思い 思われ 思いがつづき 思われ星が 消えました 夏の雨が屋根を叩き 通り過ぎたら 心細い秋が ひんやりしのび寄る 巡る四季は 人の胸を染める絵筆と 思いながら 涙ぐんだり笑ったり 夕子が髪をきりたい 夜ふけ あなたは 感じてくれるでしょうか 待つ身 待たす身 待つ身がつづき 夕子の四季が 過ぎました 待つ身 待たす身 待つ身がつづき 夕子の四季が 過ぎました