スチールの鳴く音 テナントに跳ね返る交差で 振り返る俺が 時を止めたように見えた 「遠くの埠頭まで」 身勝手な音に酔い痴れたいだけで 鼓動まで不等だね 夜明けを待つ風さえ後ろへ あの日のカセットのようには 戻せない 変わってみせた筈なのに 君はどこ? 見つめ合えてない所為で 今では互いに思い出せないから たばこの温もりに重ねていた Flat 4 リムのダストを 色が変わるまで放って 駆け抜ける俺が 何もかも得たように見えた もっと向こうまで 身勝手な加速に溺れたいだけで 裏切る予想だね 鼓膜揺らすリミットを教えて いつかは繋がれるようにと 願っていた 離れた手を取り戻す地図はどこ? 重ね合えてない所為で 今でも互いに切り出せないから 空っぽのシートに聴かせていた Flat 4 見つめ合えてない所為で 今では互いに思い出せないから たばこの温もりに重ねていた Flat 4