足あとを残して 君の中に一つ残して 雨ふり傘さして 小走りに行く僕だ 坂道通り越して 近づいてくるような声が 時折聞こえるよ 心は踊る僕だ なくしてしまったことや 悲しい思い出をのせ 夜をめぐる何度も 流れてしまった夜空 忘れたんだそんなこと 知りたければ後をついてゆけ 明かりだって落ちてくる そんな夜だ 夜だ どこにだって行けるのさ 町中に音をしきつめて 降りかかった光の中で 踊るよ 踊るよ どこまでも行くのは ぼんやりとした不安のせいだ いつまでも行くのは 続く迷いのせいだ はぐれたんだ水の中 見つけられないのはまぼろしか 遠くなってぼんやりと 浮かぶ夜だ 夜だ 夢中になって聞いたのさ 見えなくなった君の話 なりたかった炎になるのは いつだ いつだ