感情的な最期になった 虚しいまんま 台詞がずっとグルグル廻って 秋の風景に溶けていった 木枯らしを痛感 違うさ 狂いっぱなしの未来にした後悔 叶わない願い それは君 柄でもないと嗤うだろうか 飾り付けのない X'mas tree が 今年もまた 何も知らずに出番を伺う 君のいない暗い部屋の片隅 海岸線に沿って歩いていた 無意識のうち 君の憶い出を辿る自分にあきれ果てた 夕暮れだった 吹きっ曝しの路上 待つのは帰りの bus それとも偶然 叶わない願い それは君 ガラクタになったこの心に 瞬き出した街の灯は痛いだけ 行く宛がなくて急ぎ足になった 君のいない暗い部屋に戻るのに 何ひとつ君のことを分かってなんかいなかった 誰より近いから 突き放してしまった 遠くにかすんでは浮かんだ 温もりと面影の向こうに 叶わない願い それは君 形なしになった幸せが かたくなだった僕は 僕を見ていただけ 叶わない願い それは君 柄でもないと嗤うだろうか 飾り付けのない X'mas tree が 今年もまた 何も知らずに出番を伺う 君のいない暗い部屋の片隅