朝日に騙されて 涙をぬぐって 下手くそになっていた クセになっていた 温もりが冷めた 午前2時の合図は 君の寝息だった 古いアパートの片隅の部屋で お揃いのコップ 並んで磨いた朝の合図 いつもよりちょっと少しだけ髪が 跳ねてるな 綺麗好きな君はいつも怒っていたな 畳み方が違うの うるさいなって言えばよかったな いつもよりちょっと素敵な夜でした いつもと何も変わらないまま 少しだけ寂しくなって気づいたら 君は居なかった このまま君を待って慣れない笑顔で 言いたい 「おかえり今日もありがとう」 ただいまのキス 並んでいた別々のシューズ いつもよりちょっと少しだけ脱ぎ 方が雑だった 朝には帰るって君を待ってたの 君の匂いじゃなくなったことくらい 分かっていた いつもよりちょっと素直な夜でした いつもと何も変わらないまま 少しだけ悲しくなって気づいたら 前が見えなくなってたんだ このまま君を待って慣れない笑顔で 言いたい 「さよなら今までありがとう」