音のない方から鳴る方へ つまずくも歩んだ道の末に 一輪の花が道端にそっと 枯れかけの僕によく似た形で 2人は互いに見惚れまして 水の代わりに愛を恵み合った 愛しさや寂しさを忘れるほど 人は愛に怯える生き物 心に負う傷一つひとつが 君と会って癒え始めたんだ 単純な話さ たった一輪の花に心奪われてた 仲良しこよしのうわべ同士 落とし穴の中には鉄格子 閉ざされた心の鍵 これはまるでおとぎ話 地の底まで落とし探し 見つけ出して這い上がる物語 君からみた僕は何色で どんな光かたなのか教えてよ 念の為音色も聞いとこうか 僕が居なくなっても残せるように 僕は全てを失った だからせめて君だけは何も 落とさないで。