地下鉄のホームが嫌いで 怖い映画が好き 怒ったときは無口になり 悲しいときはよく笑う そんなひと そんなひと どこにでもいるような そんなひと ぼさぼさのままの髪も ぼろぼろで履く靴も あなたらしいの一言で 許せるようになったよ そんなひと あなたは そんなひと どこにでもいるようで どこにもいないひと 億千の未来がいま手を振った 窓に座るちいさな花も そっと「いってらっしゃい」と言う おはようとおやすみを繰りかえして 残ったのはその手のひら おなたの大きな手のひらだよ これでいい? これでいいのかな なんて聞いたら きっと困った顔して笑うわ 億千の未来にいま手を振って 選んだのはあなたと過ごす ほんとなんでもない日々 おはようとおやすみを繰り返そう これがいいよ、これがいいの あなたの隣で生きてゆきます