片方下がった靴下が 二人の歩幅を ずらしてく 遠く まっすぐに続く道 しばらく立ち止まり 青空 見てる 両手で作った額縁に 姿が 小さく入るまで 決して振り向かず 歩いてく あなたの髪が 今 風に揺れる いつの日か言おうと 思うから言えない ささやかな奇跡が やっと 今 ぼんやりと見える <♪> 大きな手袋したままで 縺れた毛糸を ほどくより ごらん 星空がきれいだわ 溜息 それだけで すべて終わる サヨナラをしようと 思うけどできない ささやかな奇跡に 流されて ここまで来たの <♪> 何もさえぎらず 目の前に 広がるこの世界 痛いくらい いつの日か言おうと 思うから言えない ささやかな奇跡が やっと 今 ぼんやりと見える