夏の世の夢現(ゆめうつつ) 廻れよ 廻れ 廻れ 唄声を轟かせ ららるら るらら 踊り明かそう <♪> 月輪(がちりん)に燈(ひ)を灯し 遊べや 遊べ 遊べ 手を繋ぎ 足揃え ららら るららら 然(そ)うよ此の世は刹那の刻 終わるなら 消えるなら 嗤(わら)って羽撃(はばた)け 闇夜を跳ねる蝶になれ 白く白く染まれ 煌めく粉を従えて 赤く紅く花火のように 幽(かそけ)く華になれ 青く蒼く染まれ 燐光(りんこう)を その躯(み)に羽織り 黒く黒く金剛石(ダイヤ)のように <♪> 伽藍堂の幻に 狂えや 狂え 狂え 髑髏(されこうべ)も 歯嚼(はが)みして ららら るららら 然(そ)うよ彼(あ)の世は未開の土地 朽ちるなら 果てるなら 世界を壊して 白夜を駆ける虎になれ 白く白く染まれ 永劫(えいごう)燃える鳥になれ 赤く紅く花火のように 大河の龍になれ 青く蒼く染まれ 富嶽(ふがく)を揺らす亀になれ 黒く黒く金剛石(ダイヤ)のように <♪> 燃えるなら 爆(は)ぜるなら 微塵(みじん)も残さず 闇夜を跳ねる蝶になれ 白く白く染まれ 煌めく粉を従えて 赤く紅く花火のように 幽(かそけ)く華になれ 青く蒼く染まれ 燐光(りんこう)を その躯(み)に羽織り 黒く黒く染まれ 四神の背に跨りて 荒く荒く唸(うな)れ 天鵞絨(ビロード)の衣を纏い 白く 赤く 青く 黒く 銀に 金に 美麗に舞え