(シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...) あーだめだ むりだ 私利私欲の暴力だ 逆立ちしてもむりだー (シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...) 体裁だー罠だー 美辞麗句の寸借だ エゴだ詐欺だペテンだー (シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...) 憑き祓い 日が上る もしも僕が破滅するとき 君が僕を葬りますか やがて僕が荼毘に付すとき それを眺めて笑いますか 言葉は何の役にも立たず 傷を抉った (シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...) せっせかせ 青人草 そこへ恒河沙、阿僧祇、公の手が ない袖はふれぬ 濡れ衣を着せられた 首のないヌーディスト いえーい (シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...) 清く正しく美しく、 教えのまま歩んできました。 一匹の虫も殺さず、 一日の休みも頂かず。 額に流れる汗こそが何より輝く 宝石なのだと いつか光が降り注ぐのだと。 されど暮らしは楽にならぬどころか 日増しに痩せ細るばかり。 髪も、爪も、 指の一つも自由にできずに過ごした 私の、辞世の句。 聞いてやってください。 一寸先は 列島沈没 ふぁっきゅーじゃっぷだわ sayonara ねぇ僕が首を吊るとき 君は傍にいてくれますか 身元不明の僕の名前を 呼んでくれるか 人が生まれながらにして 罪を償う宿命(さだめ)なら 父も母も余計な 真似をしてくれたものだ 忌々しい 100年かけて贖う罰で 雁字搦めになりながら ひと匙の甘い夢の中 泡(あぶく)を求めたチアノーゼ 翼はとうの過去に捥がれて 傷が疼いた 「30日後にまた会おう」 (シノーゼ...シノーゼ... シノーゼ...シノーゼ...)