昔ママが言ってた 「一番好きな人と 上手くいかないもの。 一緒になれないのよ。」 「指輪はつけたまま?」 「可笑しいこと言うね」 思い出す冷えた冬の背筋 待ち焦がれている日々も 君の好きな歌と歩いた 熱帯び始めたマフラー 外せないヘッドフォン 些細な言葉がなぞる心臓の縁 誰にも知らせない明日を迎えに来て どれくらい僕ら 世界を止めていたんだろう 真っ赤な瞳 覗き込んでいたいだけ 触れたい 奏でたい もう一度 あの星の近くに 落ちても構わない 君となら ふたりなら 君は世界のルールを 知ったつもりなんて顔して 悲しみも愛も全部 分かったふりしてメーデー 可愛い幸せ 重ねたとしても 目を閉じたままの 泣き虫ランナウェイ この手を離せば 世界は消えてしまうの 真っ直ぐにまだ 繋いでいたいだけ 叶えたい 叶わない どうでもいい あの星の彼方へ 落ちても構わない 君となら 昨日のさよなら 途切れそうな夜 描いた白さを 絶やさないでいて 息を吸い込んで 世界に飛び込む速度 忘れていた 帰り道 会おうね 戻りたい 戻れない もう二度と あの星の彼方に 落ちても消えても 僕らの命を 僕らの世界を 君となら