春に酔っぱらって 自転車で ふたりで ダラダラ 走っていた もう 今はやめちゃった あの子のうた 口ずさみながら 走っていた 慣れない この町の日差しも 酔っぱらえば 少しはマシだったっけ それとも きみがいたから だったのかな この田舎くさい風景が 春とアルコールにぼやけて 今じゃ 胸をしめつけている 春に酔っぱらって 自転車で ふたりで 河川敷を走っていた もう 今は死んじゃった あの人のうた 口ずさみながら 走っていた スピード上げて その先まで突っきって 見える風景はぜんぶ アルコールで飛んでいった きみは笑っていた ぼくも笑っていた あの頃も辛かった気がするけど 今になっては まだマシだったのかな この田舎くさい風景が 一緒に居れたことが 今じゃ 夢のようだよ