災い転じて福となす 夜が更けたら何処を彷徨う 斜に構え世を嘆き 夜の堺に逃げて 不眠症になってみたらば 曖昧な境界線なんて多分 かき消して添削と校了で 思い通り理想郷の世界に書き替えて 今日から共犯者 真っ逆さま夜の隙間に 宙吊り漂い只生き 一人取り残され夜が更けたら 希望的観測逃げ続けてきた ツケがまわってきた 反作用で踏鞴を踏む 夜風微熱に負けて 冴えない脳が溶けて 青い過去に憧れ 昨日見惚れ 暗い部屋記憶に溺れて 深く ずっと荒む心を縛る 冷たい時雨雨浴びて 沁みる後悔なんて予兆もなしに 只降りしきるこの雨に流されて精算 釣りは要らない とっておいて