傷つきながら 強く生きるひと 悲しみの意味 紡ぐ月のように あなたの側で 道を切り開こう それが僕らの 死地と知っても 上弦の月 未来へ光を灯し 咲き乱れた 夜明けは 遥か遠く 解けて 優しく色付く また透明な 悲しみから君を守るよ 傷つこうとも 運命をただ 呪うアゲハ蝶 安らぎの意味 知らず羽ばたく 下弦の月は 別れと出会いを紡ぎ 輝きの中 心は さざなみのような黒に 囚われ動けない 君の手がまた 宇宙に咲いた月のよう 照らして わたしを呼んだ あぁ 聞きたい 言葉はもう 十六夜に 消えていった 朝日が昇る前に どうか 口にしてしまえば 消えそうな この想い 咲き乱れた 夜明けは 遥か遠く 解けて 優しく色付く また透明な 悲しみから君を守るよ 傷つこうとも 月は消える事なく 満ち欠け照らした 名もなき花が 二輪咲いて枯れゆく 運命と呼ばれる詩