振りかざした 小判の音(ね) どこまで響く こだましては どこへ返るの 水面に走る 波紋のように 実った思いの丈を 繰り返す 沈む赤き陽の光を 今追いかけて 夢の続き話す二人は 光のものとへ 色めかしたかんざしの 横顔見れば そぞろ歩き 日が暮れてゆく 月夜に浮かぶ 雲はちぎれて 祈った思いの丈を 照らし出す いつか咲いた花の色を 今思い出して 夢の続き話す二人に 光が走る 水面に走る波紋のように 実った想いの丈を 繰り返す 今宵咲いた花の色は 今舞踊る 月の明かりを集め、 ひとひら散りゆく記憶 沈む赤き陽の光を 今追いかけて 夢の続き話す二人は 光のもとへ