生れたばかりの陽炎の向こうに 並んだハードル 越えてゆく少年… あの日 泣きたいほど広い グランドで眺てたよ 遠い 友だちの背中 あの淋しさ よみがえるよ ゴールを持たない 二度目の孤独 愛しいひと 君はいない 静かに近づくよ もうひとつの夏 聞こえているのに 聞こえていない時間 あふれる悲しみ 思いもしなかった もしも 君がここにいれば 懐かしむことだけで きっと 済んだはずなのに <♪> あの日 泣きたいほど広い グランドで眺てたよ 遠い 友だちの背中 記憶の底埋もれていた 悲しい痛みが 胸にしみるよ 愛していた… 愛している… せつなく 繰り返す もうひとつの夏