あれはそう波の音 遠い日の光 ここは暗い部屋 水底の静けさ 耳をつく秒針にわけもなく騒ぐ 心臓の早鐘に呼吸まで乱してさ 瓦礫に埋れてく夢 子供だましの希望と 僕らの生活の果て 誰も教えてくれない 裸足の下に触れてる 地面だけが確かで 走り出す 走り出した 今よ ただ過去に、 「変われ」 ねえ 振り払って 嘘や罪や間違いが 血に溶けてしまっていつか 僕は僕でいられなくなるんだ 闇雲に走るのも少しずつ慣れ すり減らす感情さえ 当たり前に思えた 誰かの正しさにまた 押し流され溺れて これじゃない これじゃない なら正解はどこへ? 「走れ」 ああまといつく 虚勢惰性劣等感を忘れ 暗がりを駆けても 景色がない現在地は不明 「叫べ」 ねえ 振り返って 嘘や罪や間違いが 血に溶けてしまって もう 僕は僕で 僕にしかなれない 僕にしかなれない