風を味方につけて 走る 高架下 川沿い 並木道 そこに近づく春の気配 涙注ぐ植木鉢 まあるい地球の上で 今も君が到着を待っているなら まあるい地球の上で 足が取れても前に行く 街は空色前夜 敢えて同じ位置から蹴り出す そこに過ぎ行く日々の重み 抱えたまま 旅立ちを ときめく胸には 光る星 足跡と消えない痛み 2月の日 まあるい地球の上で 今も君が到着を待っているなら まあるい地球の上で 足が取れても前に行く まあるい地球の上で 今は誰よりも高く跳んでみせるよ まあるい地球の上で 足が取れても前に行く 傷だらけでも会いに行く 風を味方につけて 曲がる 次の坂道を右に そこに去る影 ひとつ いつか どこかで会えると信じて