花弁があと1枚しか残ってないから 「好き」のところで止めて 花瓶に入れて 枕元に置いておいたんです でも、今朝方、小さく揺れて 散ってしまいました あーあ。 半分開けた窓からカーテンを少し 靡かせて 心地よい風がシャツの中を 撫でたので いつもより寝起きが良くて 「今日は良い日になる」 良い日になるって思ったんです 思っていたんです …あぁ。 買い被っていたんです、どこかで あなたが、私を好きになる 2人は結ばれる そうじゃないと、 ねえそうじゃないと 私の物語はどうしても、 バッドエンドになってしまうよ 占っていた、占っていたんです あなたと私の相違について 羨んでいた、羨んでいたんです あなたが隣に当たり前にいる 平行世界線で あの日私の名前を呼んだ気まぐれを 延長した夢をずっと みているのです 覚めないように あなたじゃなきゃ だめなのに あなたじゃなきゃ、 当たり前があと1回しか 残ってないのは 「好き」を心で止めて ずっと大事に大事にしまっておいた 所為です ああ、いつしかあなたは 私の知らないひとに なってしまいました 占っていた、占っていたんです あなたの隣でいつも私は 怖がっていた、怖がっていたんです あなたの睫毛が上下する度に私は 言おうとして なのにまたきっと甘えてしまう 昨日みた 出来過ぎの夢に ずっとずっとずっとずっとずっと ずっと 縋っているのです覚めないのです 言えないのです あの日あなたが私の名前を 呼んだことは 「気まぐれなんかじゃない」 と思いたいのです あぁ、馬鹿だな。 半分開けた窓からカーテンを少し 靡かせて 心地よい風がシャツの中を 撫でたので いつもより寝起きが良くて 「今日は良い日になる」 良い日になるって思ったんです 思っていたんです 占っていた、占っていたんです あなたと私の相違について 羨んでいた、羨んでいたんです あなたが隣に当たり前にいる 平行世界線で あの日私の名前を呼んだ気まぐれを 延長した夢をずっと みているのです 覚めないように あなたじゃなきゃ、 あなたじゃなきゃ。 だめなのに あぁ、馬鹿だな。 私、私、占っていたんです。