何も無いの 息をついた場所に おそらくそれは欠落の日 二度は来れないと思う 此処に居たいよ 波のまにまに 冒険が始まって なにか気晴らしにでもなるような 手頃な熱りを置いてみても 星も風も肌も 秤にかけた夢も 僕を離れただけ そっと、そっと浮き上がる お願いを抱きしめておうちへ帰る ほっといたって 砂のよに 失っていく日々の数を数えては 大きな世界に飲み込まれて どんな記憶を記録してる 残酷なまま流るる 半永久の時のさなか 大切にしまった音を そこに在った証としたら いっそ夢中になっていたら お終いも少しは怖くないから 巡り逢えた軌跡と同じだけ 目の前で終わった物語 面影の行方をきみは知らない 遠くの空へ 一等星の気分で とても静かに旅立つような 気軽な お別れをどうして言えるの 青青しい涙で 祈りを込めたくせに 床にこぼれただけ そしておいてった貴方は 積み上がった悲劇をどう振り返る 輝いていた光を 等しく襲う終 直視できない きっと、きっと報われない お願いを抱きしめておうちへ帰る ほっといたって 砂のよに失っていく 僕はまだ受け入れられない 順を追って終わっていくのを 待ってていいはずないだろう 残酷なまま流るる 音楽が聴こえなくなる 大切にしまった音を 想いのあふれた痕を 見守っていられたのなら すっと目を閉じられるのに ゆっくり進んでいく終 ユートピアの閉園に 何も残んないことが 何時まででも怖ろしい ゆっくり進んでいく終 どうしようもなくゆるやかに 頁が尽きる それでも おはなしを継ぎ足して 生きてたいから