一足先に僕は向かうよ 潰れた靴を捨て去れるとこへ 眠るよに別れを告げた 始まりのミザリ 滲みだしてもどらない頁 世界はゆるゆる朽ち果ててる 春が来るまできっとまた 肌寒くなるね 君に悔やむことなんてないよ 全ては悲劇のためのファクター いずれどちらの鬮を引こうと あまねく降りかかる残りもんの罰さ 咲いた花や鳥共、 死んだ水面はいざ知らず 其の結末を唄うDICTA?TOR 星の行く先は 毒されました 奇跡の連鎖の僅かに外側 あまりに綺麗だ 二番線踏み切ろうとして落つ左足 ふわり宙を掻く体躯 カンカンカン Wigwagged 対蹠的夕日&上る月が照らして 今日日現実は小説より汚いっぽい 彫像は隅で微かに笑って 絵空が机の上を走る 壊れかけのミュージアムを いつまでもみてる 光がこぼれて。 磨れた花瓶に音を添えて。 記憶の中じゃないと もう 君は歩けない 煌めき得ない いつの日にか方舟に乗って 遥かとおく揺られていこうか 幾許かの願いがただ 肌を滑るだけ 君に悔やむことなんてないよ 全ては悲劇のためのファクター そこで僕らが何をしようと 繰り返しては過ぎ去る季節のように おはなしのゆく先は 終わり学ばぬ悲劇の連鎖 あちこちに散らばる残り滓の怨嗟