この風が運んできたのは 季節だけじゃないな 思い出せないはずなのに 心が知ってる感情 踊らされて転がされて 君に電話しそうだ すんでのところで今日も コーヒーで流し込んだ そろそろ一枚じゃしんどい くしゃみで目が覚める朝 温度が下がるだけで さみしがってるこの肌 ぬくもりを知った人に この風は少しこたえるね 今ごろ何してるんだろう って言ってるような君の横顔 愛って言葉 その潤いに よりかかってはつまづいてる 君がまとった 君の言葉がまとった 何かにしがみついてた 気づかないフリに 気づいてたふたり 今年の夏みたい まだ少し会いたい 情け無いほど 憶えてる 追いかけた恋は雨模様 愛していたよ それさえも 秋めく心の戯れ事 おそような日曜日は毎週 いつもの喫茶店でオムライス 帰って飲むコーヒーはドリップ 今日も濃いねー、文句言いつつ 狭い部屋で肩ならべ 甘く愛しい沈黙が流れ ニヤつかないでって笑われ そんなことばっか思い出してる やるせない やるせない もうやり直せない出会い あのスキだらけな表情 ほかの誰に見せんの 忘れない 忘れない 他愛ない日々が消えない いつか伏線になんだ 笑い話になんだ 情け無いほど 憶えてる 追いかけた恋は雨模様 愛していたよ それさえも 秋めく心の戯れ事 答えられず見逃した マフラーの口元 幸せはだらだら 続くと思ってた 忘れないで それだけの わがままは許して もう情けないねって 笑ってよ それでもいい ただ会いたい 愛は残るよ これからも 秋めく心も忘れて 情け無いほど 憶えてる 追いかけた恋は雨模様 愛していたよ それさえも 秋めく心の戯れ事