見慣れない夜の片隅で僕は 止まらない時を責めたりしながら きどった熱も 虚しく冷めて 嘘みたいにうずくまる 届かないから月はまだ綺麗で 「いつかは」 なんて夢まで見れるのさ 好きだった味の炭酸飲料が 甘く感じないくらいに 呆気ない夜が僕を果てしない旅へ 向かわせた時 悲しくなる悲しくなる 前に消えないで 始まりの中に僕の気持ちをそっと 置いていくように ただ静かにただ密かに君を 見続けたい 萎んだ体温を振り払うように 新規タブを増やしていく 自分の目処じゃ収まりきらないよう 見覚えのないスケールで 退屈な夜が僕を不甲斐ない旅へ 向かわせた時 悲しくなる悲しくなる 前に消えないで 知らずに溢れ出した孤独にも 似たような感情が 賤しくなる賤しくなるよ 根底の中に僕の気持ちをそっと 還していくように ただ素直にただ無邪気に君を 見続けたい 悲しくなる 悲しくて構わない