ねえ僕は夢を見てる それは暖かい日差しを浴び 背伸びをして横たわる 小鳥の囀りと光のモヤ達 甘い時間を刻んでいた 茜色の空を 僕はいつか飛んでみたい 大きな羽を広げて 幸せを探しに行こう 「人それぞれ」だなんて 寂しいこと言わないでよ 綺麗な街を見下ろし 唄でも歌おう 眠たい目を手で招き 秒針は穏やか どこか心にも似た テンポ感で脈打つ 歩いて旅をしよう 今日はどこに行こう 水たまりを弾く長靴 茜色の海を 僕はいつか泳いでみたい 深海に浮かぶ泡をかき分け 君のところへ 暗くて険しい道のり 進むまに陽が落ちて 綺麗な星を見上げ 唄でも歌おう 夜の木漏れ日の中 街路樹は静かに揺れる 僕の足音は 五線譜の中を彩ってく いつもの帰り道は 昨日よりも美しくて 三日月の呼吸は 憂鬱を溶かした 星降る午前3時 君といつか出かけてみたい 世界がスヤスヤ寝静まった 頃にこっそりと 茜色のメロディー 過去を染めては輝き 僕は変わらない為に変わり 続けてくだろう