何回でも 思い出すんだ 少し肌寒い 頃の色 足りない袖を 無理に伸ばし 強がってた手と手 何回でも 思い出すんだ まだあなたに 会う前の 僕が 狭い部屋の窓から 覗いた景色を いつの間にか 歩道に降り積もる 幸や不幸 踏みしめて 歩けるほど僕は 強くなった 笑えないニュースを糧にして 生き延びた日が 確かに在って 古いフォルダーの底 沈み込んだ どんな僕も褪せてしまうこと知って あなたの瞳を選んだ レンズ越し 触れて ピントが合って 焼き付けてく 褪せないpicture 何回でも 確かめたいな 失くした物の 色や模様 それと 引き換えに貰った 大切なもの 故郷の駅 改札 振り返る 母の瞳 派手なアーケード 慣れない 『1人』が息をしてた 自動保存 上書きされてしまう 人や街並みも それでもずっと あの日の色 僕は忘れないさ きっと誰も 変わってしまうこと 知ってあなたの瞳が潤んだ あぁ 何よりも綺麗なそこに 僕の場所がありますように いつかは みんな枯れてく いつの日か みんな色褪せてく 何かを失い初めて ハイライトが生まれていく 繰り返し ピント合わせる 生きたこと ちゃんと 残せるように 覗き込んで 何度だって刻む シャッター どんな僕も褪せてしまうこと 知ってあなたの瞳を選んだ レンズ越し 触れて ピントが合って 焼き付けてく 褪せない記憶 何回でも 思い出せるように 僕の瞳もあなたを写した もう決して外れはしないfocus 増やしてく褪せないpicture 焼き付けて ずっと