時計台の上で寝転んで 見てたんだよ 人々が奪い合うのを ここじゃ時間の流れがせめて 止まると思ったのになぁ 夢を見たよ 昼下がりうとうと キミや僕の家族や友達と 笑ってご飯を食べる テーブル越しの窓の向こうには 助けを待っている人がいるのかなぁ だけど僕には聴こえないのさ ブラウン管の向こうで 愛を歌うロックスター だけど僕には映らないのさ 眼鏡を外して世界は グルグルグルグルまわる だけど僕には分からないのさ 並ぶ活字の向こうで 愛を問いかけるライター だけど僕には触れないのさ 無口なふりして世界は グルグルグルグルまわる 時計台の上で僕はうとうと 時間の流れは今日も変わらない 世界は平和だなぁ 本当のことは意識の向こう側 雲ひとつない空 キミのことを考える そっと眼を閉じ少し眠ったふり ここでは時間が止まっている 止まっている カチカチカチカチカチカチカチ