僕の頭のソファに居座る キミとお茶でも飲んでいるような そんな季節が静かに続く 眠りのようなまどろむ影と はにかみながら佐藤を砕く キミの話にうなずく僕は 溶ける砂糖と同じ早さで 肝心なことを忘れてしまうよ 嘘も涙も 大したことではなくなる そんな毎日が続く気でいたんだ ああ 今日はなんていい日だ 揺れる影にさよならしたんだ ああ 手では触れないもの 日々のかけら どこかに落としていくんだよ 僕の頭のソファに居座る キミは僕の眼 睨みつけたまま 言おうとしてる 言葉に詰まり 泣いてるような悲しい顔さ あくびをしてたら 聞き損なったあの台詞 そんな映画を想い出してたんだ ああ 今日は風が強くて 記憶の窓がカタカタ揺れるんだ ああ 僕はそれに気付かず 日々のかけら どこかに落としていたんだね 嘘も涙も 大したことではなくなる そんな毎日が続く気でいたんだ ああ 今日はなんていい日だ 揺れる影にさよならしたんだ ああ 手では触れないもの 日々のかけら 僕らは落としていくんだよ 僕の頭のソファに居座る キミは最後にくすりと笑う それに見とれて甘い紅茶を こぼした隙に肝心なことを 忘れてしまう