おひさま沈んだ 暗がりふくらんだ ムリにはしゃぐと のっぺりとした顔に 熱気がおさまっていく 車道の上 白いライン跨いで むこうの茂みへ ときどき 忘れた頃に ときどき ときどき 浮かんでくる故郷の山 大都会に響き渡る声 遠吠え 踏切 ルールなんて知るか 横断歩道渡れ 見つからないように みんながやっているからって言って ムリに行くこともないだろう 隣の島の仲間 ナカマ? 同じ穴の狢 ムジナ? 似た者どうしでも 同じにしないで 目が回る 駅の雑踏 見渡せば 道は続く 咲き誇る 夜の街灯 そこらじゅう 日が昇る 凪の海上 遠くまで 道は続く 渡り船 揺れる電線 眠たそな 街路樹 おひさま昇った 陽だまりにじんだ ムリにはしゃぐと まったりとした顔に 熱気がたまっていく 車道の上 黒いライン跨いで むこうの茂みへ ときどき 忘れた頃に ときどき ときどき 通り過ぎる猫のすみかの陰 大都会のワラに眠る あくびしながら おうちまで 目が回る 駅の雑踏 見渡せば 道は続く 咲き誇る 夜の街灯 そこらじゅう 気になる場所 日が昇る 凪の海上 遠くまで 道は続く 渡り船 揺れる電線 眠たそな 街路樹