失敗だ、君を手放してしまう前に 海の底ほどに愛してしまった ホントはね、海と月が交わるころに 僕たちを示す宇宙に還るべきだった 揺られ宵てゆらりゆらり 酔い痴れてゆらりゆらり 憂き世、たゆたう 逆さまに堕ちて逝く果ては 宇宙の彼方 もうヤメテ、 これ以上突き放さないで 無意識に弄ぶほど底は深くて 気付いてよ、水面に埋もれた二人を 揺られ宵てゆらりゆらり 酔い痴れてゆらりゆらり 憂き世、たゆたう あの日一番美しく死んだ君のような 海月になりたい フリルが揺れてる透明なドレスで 僕は今でも宇宙を漂う 毒を這う人工的な泡に侵され 溺れ死ぬ致死量に満たされた酸素 隔たれたガラスの向こう 側でもだえる 浮遊する宇宙と水の中でサヨナラ 宇宙高く沈んでゆく 「苦しいよ、息ができない」 あの日一番美しく死んだ君のような 海月になりたい フリルが揺れてる透明なドレスで 僕は今でも宇宙を漂う