花街参道通りゃんせ 百鬼夜行や通りゃんせ 物の怪擬きにゃ通せんぼ 鳥居を潜らにゃ通せんぼ 初午の縁日は皆踊る狐面被り 袖捲り下駄鳴らし着崩れた 首筋に酔う 花街参道通りゃんせ 百鬼夜行や通りゃんせ 物の怪擬きにゃ通せんぼ 鳥居を潜らにゃ通せんぼ 見世物小屋のご主人は 鼻歌交じりに口上を 覗き穴 好奇心 下劣に嗤う林檎飴 花街参道通りゃんせ 百鬼夜行や通りゃんせ 物の怪擬きにゃ通せんぼ 鳥居を抜ければ 乱れ淫ら花一匁 歪み流離ふ空間と怪奇 「さぁよってらっしゃい、 見てらっしゃい」 神楽の如し 憂き世に魅せし極彩の世界 花街参道通りゃんせ 百鬼夜行や通りゃんせ 物の怪擬きにゃ通せんぼ 鳥居を抜ければ 乱れ淫ら花一匁 歪み流離ふ空間と怪奇 「さぁよってらっしゃい、 見てらっしゃい」 艶美な影と夢の浮き橋 そっと汗ばむ朝焼け時 歪む恐怖と陽炎は怪奇 「さぁよってらっしゃい、 見てらっしゃい」 狂い咲く 憂き世に魅せし極彩の世界 憂き世に魅せし娯楽の舞台