盲目的な文刃に血が落涙 靄が罹る希望は明日と 呼べるだろうか 刹那に輝く心身が燃える篝 死にかけた心が繋いだ稔 不安に喘いだ所詮下衆だ 類を成す嘗ての遮水たる芸だ 裏伝う不満がダラダラ溶ける 哀とガリレオ持つ下らない忌 何時か描いた夢、 暗い藍喰らう其のメロディ。 疎外な明日なのか蠢く黒い影 出で成すのは木偶「吸血鬼」 ↑↓ 叉繰 叶うのなら どうか続けさせてと……叫び鹹く 響いた 意欲では 成りせぬと 儚く 灯火が 闇に濡れ 霞む咎り御霊さえ 千の夜に明焰冷めて 狂おしく孤独の禍 哀れ弱き怨嗟 翳に癒え されど焦がれ求むのだ 激情の呻き抱いて 我為に我身を枯らす 腐蝕ルサンチマン ≪舞い奏さる≫ 意欲では 成りせぬと 儚く 灯火が 切り裂いた闇に触れた 儚く秘めた生き色の恐怖を 孤独に灼かれた傷跡が産む 滴る生の証を うらみ おんが まざり まぐわる ≪劈く叫び≫ 宙に消えた大海 空に 捥がれた 飛べない 我の翅は見えない 其々の嘘の生皮 ≪突き刺さる口針≫ ……剥がれた。 腐乱の幻想 上澄み吐出す蟲。 FurannogensoUwazumiHakidasBug 喰らう鬼食 最悪の行い転がる感情 六乃は……外界に 剥き出し憐れむ其の眼も虚構か 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……何処に 大罪喰わせる憎悪ストゥルトゥス 脳吊る鎖が千切れて嗤った 真実は白く… ≪終の時を記す≫ 憂いに咲いた徒花は何も残せず 落ちた花弁はかつて希望だった 何かに変わり 根を張る地を誤れば 託す為の未来も消える 其れでも 悲しみに暮れるだけの日々は厭だと 絶望すら其れが望み ならばと 泥を啜り 血に塗れ 闇に濡れ 霞む咎り御霊さえ 千の朝に襲る叢雨を 狂おしく孤独の禍 哀れ弱き怨嗟 翳に癒え されど焦がれ求むのだ 激情の呻き抱いた 哭声は業火に妬かれた 不死欲の猿楽座 大地を蹴り駆け往け あの地平線の果てへ 焦がれた涙が燃えるまで狂おしく 穢れなき魂の結実と呼べるだろうか 私が此処に居る 理由に足るだけの芽吹きは在り 得るだろうか……。