じゃあねで背を向けた いつかの月9みたいな恋は すがるように振り向いた私の負け 幕が下りる じゃれて始まるケンカのくだり 古いジョンロブの足音 二度と聴けないテネシーワルツ 背伸びしてやっと届いたキス きっと あなたのこと思い出すたびに胸は 疼くけど これが本気だった証でしょう 記憶ごと抱きしめて もう決して振り向かずに歩くの いつかまた何処かで逢えたその時は お互いこれ以上ないくらいの笑顔で うっかり また恋してしまうくらい素敵に それまでまだ泣かせて 並べたまんまのグラス スクリーンみたいに映る ふたり分の想定で彩った ひとりの部屋 「淡いイメージが似合うよ君は」 あやすみたいに笑うから 「クールな色も好きだよほんとは」 ムキになる 可愛くはないプライド 真っ赤なリップ さり気なく纏わせるような 涙と嘘とワガママが似合うような あざとさを熟(こな)せたら もっとずっとそばにいられたかな いつか思い出にかわるその時には お互い隣に別の人をつれて 違う色の恋してるの、なんてね ごめん まだまだ笑えない 回るフィルムの音は途絶えて だけどまだ立ち上がれない 残る余韻にもう少しだけ溺れてたい 一度きりのドラマ きっと あなたのこと思い出すたびに胸は 疼くけど これが本気だった証でしょう 記憶ごと抱きしめて もう決して振り向かずに歩くの いつかまた何処かで逢えたその時は お互いこれ以上ないくらいの笑顔で うっかり また恋してしまうくらい素敵に それまでまだ泣かせて