ふとした瞬間 思い出す 君のこと 儚く散った想いは 花火のようで 重ねてた時間 溢れ出す この季節が 今年も僕を残したまま 過ぎてゆく… 夢か現実か また 遠くで呼ぶ声がする 風鈴の音がただ 切なく鳴り響く夜 「二人だけの場所へ行こう」 そう言って連れ出した この手 繋いでたのに 心 はぐれてたこと 気づけなかった僕を どうか許して ふとした瞬間 思い出す 君のこと 儚く散った想いは 花火のようで 重ねてた時間 溢れ出す この季節が 今年も僕を残したまま 過ぎてゆく… 「浴衣が似合うね」 もう君には言えない 二度と 「夏の匂いがするね」と ほほえむ君がいた 風が誘った涙 もう戻れないことも もう愛せないことも 忘れさせて… ふとした瞬間 打ち上がる夏花火 まるで僕と君の あの出会いのようで 重ねてた時間 戻せない この想いが 今年もひとり 記憶の中 駆け巡る “好きというだけじゃ 伝えきれない” その言葉 何度 伝えられたろう もう見れないんだ 君のとなり 花火も この未来も ふとした瞬間 思い出す 君のこと 儚く散った想いは 花火のようで 重ねてた時間 溢れ出す この季節が 今年も僕を残したまま ひとり置き去りのまま 過ぎてゆく…