さあ いつか終わる日まで 息絶える時まで 人知れず 思いの糸を編むのさ 忘れざる恋の跡さえ 火にくべて 爪先を灯す つくづく思うのさ どれほどの輝きを その身に集めても 孤独はつきまとい 誰しも陰りゆく 思いのほか早くに 命は有限の籠から出られない さあ 寄る辺ない身体を ふたつ向かい合わせて 果てしない 夜の淵を訪ねよう 足手まといの過去から 未来から 静かに抜け出そう この世はかざぐるま 気を取られた間に 時間は奪われて 記憶は枯葉散る さあ いつか終わる日まで 息絶える時まで 人知れず 思いの糸を編むのさ 忘れざる恋の跡さえ 火にくべて 爪先に灯そう