心変わりは女の常 それを知らぬは男の詰めの 甘さよ 糸が切れても縁は切れない 離れたいのに夢が消えない 哀れだろう 俗の油に 足を滑らせ 恋の尻尾も 掴みきれない 鐘が鳴るなり たが外れたり 修羅の火の民 度われ難し 月夜の船 水面は揺れ 宵に酔えば 前後不覚 体を知れば我が物顔 花の情けのわからぬ野暮さ 出直せよ 追えば逃げなきゃいけないだろう 捕まえるなら春風のように やわらかに 彼岸過ぎて 此の岸にて 望みなんか ありゃしないさ 心変わりは女の常 それを知らぬは男の詰めの 甘さよ 糸が切れても縁は切れない 離れたいのに夢が消えない 哀れだろう