生まれ持った自責の念 蛇のように絡んだ執念 生気のない貧弱者は さて さて 何見繕う 見惚れてる屈強なトルソー 腹のそこ湧き起こるぞ つわものがなぎ倒す 微細な 微細な 情けは無用 崖っぷちの波しぶき どさくさに飛び散った白い血しぶき 死ぬまで許せない この身が許せない あいつなら痛みを 分かち合ってくれるさ 世界が逆撫でる どこまでも逆撫でる 失望したよ サムライはもはや 死にぞこない 血の気のない唇は あろうことかニヒルだ 冷め切った我が心は 火花すらも 起こせない 風も止んだ真夏の午後 陽炎が焦がした茶番のようさ 死ぬまで許せない この身が許せない あいつなら痛みを 分かち合ってくれるさ 世界が逆撫でる どこまでも逆撫でる 失望したよ サムライはもはや 死にぞこない 俺の抱いた暗黒は底無しさ 潮の香りと 死の香りの区別がつかない 死ぬまで許せない この身が許せない あいつなら痛みを 分かち合ってくれるさ 世界が逆撫でる どこまでも逆撫でる 失望したよ サムライはもはや 死にぞこない ひとり芝居