星が見下ろす 君を思い浮かべて 携帯眺めてる 夜半が伸びてく 部屋をくぐり抜けて 侵食するようだ 電話をかけたらきっと 起きるだろうか 迷う指と重なる 着信の音 君の声色 耳をくすぐる ねじれた思いを 癒やしてく 僕らを昨日に 置き去りのまま 町は眠った 夜風を結んで 糸を繋げる 闇が逃げるまで 明日が怖くなるのは 君がいるから 理由が探せないのは 君がいないから 枕にうずめた 懐い出が 君との夢路に 変わってく 優しい沈黙を 小さい寝息を 糸が伝える 逢えない夜さえ 君のすべてを 手離せずにいる