壊れたままのあなたの息を飲んで 目覚めたい 怯えたままの私の肩をそっと抱いて 解体を待っていた少女は塵の中 体内を染めていく水を感じて 土に伸びていた髪を纏めては 零れ落ちていく細胞まで 色彩が落ちていく場所へ行こう このまま 溶け出したあなたを求めて 沈んでいく 耳鳴りを塞いでいく様に脳を塩で 満たしたら この毒の脆さが私を貪る 求めただけで 無力なままの欲に縋って 忘れたはずのあなたの声を未だ懐う 再会を待っていた少女は雲の中 曖昧になっていく確かなこと 波に霞んでいた腕を伸ばしては 崩れ落ちていくひとつの影 色彩が落ちていく場所へ行こう このまま 溶け出したあなたを求めて 沈んでいく 苦しさも感じない程に肺を愛で 満たしたら この毒の深さが私を貪る